2009年4月30日木曜日

民意




物事の成否は、ひとえに大衆の支持にかかっていることが多い。
しかし、大衆は得てして愚衆であるものだ。
 
 
商売も、事業も、政治も、裁判すらも、大衆の価値観にそぐわないとやりにくい。迎合する必要はないが、常に下世話な評判まで神経を配っていないと、事はなせない。独裁政権においてすら、大義名分は必要なのである。
 
 

2009年4月29日水曜日

対話




敵と積極的に会話しろ。
そうすれば、
相手が決して自分が思っているような敵ではないことが分かる。



敵に限らず嫌な仲間や利害の対立する相手など
ついつい遠ざけて、評判や印象でいろいろ想像してしまいがちだが
疑問に思っていることを、素直にぶつけてみると
相手の事情や考えがわかったり
思っていたのと、まったく違う反応だったり・・・
と、思わぬ展開をすることが多い。

少なくとも三度は、そういうアプローチをしてから
相手のことを判断する方が、お互いのためになることが多い。
 
 

2009年4月28日火曜日

しわ寄せ




物事にいい加減な対応をしていると、
何かをきっけに、そのしわ寄せが一気に押し寄せてくる。
そして、何をやっても、どんどん追い込まれる。
そういうことにならないないためにも、
その場その場で真摯な最善の取組をしておくのが賢明だ。

 
中途半端に投げ出したり
自分の怠慢で指示を変更したり
安易に方針を変えたり
嫌なことを先延ばしにしたり
・・・
いい加減な対応の例は事欠かない。
 
個人レベルでも困った話しだが
組織になると、もっと始末に悪い。
経営者ですら、こういう人も居る。
その下で働いている従業員は気の毒だ。
 
 

2009年4月27日月曜日

気持ち


人間、気が入っていないと、何をやっても、満足にできない。
 
やる気がない、なんて公言する奴は殆どいない。
たいていは、自分ではやる気があると思っている。
だけど、本当のやる気は、生やさしいものではない。
 

 

2009年4月26日日曜日

仮説


人も、社会も、仮説と検証で成長していく。


これこそが、大学で学ぶことだ。
そのアプローチは、専攻で違ってくるが、この本質は同じだ。
表面の知識に惑わされることなく、
常に本質に立ち返って考えることを学んで欲しい。

2009年4月25日土曜日

スピード感




ごく一部の職業とケースを除いて
スピード感のない奴は、まともな仕事はできない。
 
 
学生時代から、そいう感覚を身につけておいてほしい。
普段の生活でも、損になることはない。

2009年4月24日金曜日

無能


駄目な奴は何をやっても駄目だ。
と思われるようになったら、人間おしまいだぜ。
 
信用は、総合力だ。
大きな欠点を補う長所というのもあり得る。
逆に、補いきれない失敗も多い。
失敗を恐れることはないが、
同じ失敗を繰り返したら確実に信用はなくなる。
失敗に至らなくても、怠慢や逃避も同じことである。

2009年4月23日木曜日

渡る世間



世の中には、正しいだけでは、人を納得させられないことも多い。
 
 

2009年4月22日水曜日

内からの変化


自分の役割を考えて行動する人が、組織を変えていく。
それは、改革というような大仰なモノではなく、内からの「変化」だ。
そして、確かな「前進」だ。


 

2009年4月21日火曜日

内なる声



今、何をすべきかは、自分が一番よくわかっているものだ。
その自分の内なる声に忠実に生きることが大切だ。


 

 

2009年4月20日月曜日

第2図書室 蔵書



藤原和博著
人生の教科書 [人間関係]
ちくま文庫

(香名子なら立ち読みで十分、読めてしまうかも)

アマゾン

2009年4月10日金曜日

やり直し


この「おやじTips」は、文字通り短文で仕上げようと思っていた。
それが、要領を得ない文で長くなってしまっている。
「おやじのつぼやき」との棲み分けもあやふやになりそうだ。
Doblogも復活したら、もっと曖昧な存在になってしまう。
本来、意図していた原点を思いおこして
次回から、体制を立て直すことにしたい。

2009年4月6日月曜日

制服


太郎は高校時代から私服が許されていたから
あまり感じないだろうけど
香名子は私学でもあったし、
学校が身だしなみもうるさくその反動で、
制服に抵抗があったことだと思う。

実は、お父さんの時代から
身だしなみや規律にうるさい学校だった。
特別進学クラスに居たので別棟だった分
普通の生徒より自由だったのに
服装の自由化を求めて学校ににらまれたりしていた。

大学に入って、
あらゆる意味で主体性に任される環境に身を置いてみて
制服のありがたさが初めてわかった。
何を着て行くかなんぞは、
人生の大事でも何でもないのにおしゃれまで行かなくとも、
それに多少なりとも神経を使わねばならないのは、
どうしようもなく面倒で非生産的に思われたのだ。

後で知った事だが、
アインシュタインは、その煩わしさから解放されるために、
同じ服を何着も持って居たそうだ。
季節毎に二種類しか持って居なければ、
どっちにするかの決定だけで済むし、
ひとつしかなければ、決定の必要がない。
確実に、そのために浪費される時間がうくわけだし、
脳がそのために使われる事がないので、
その分リソースが解放される。

女だからって、おしゃれにうつつを抜かす必要はない。
それも含めて香名子の自由だ。


2009年4月5日日曜日

過去の扱い



忘れてはならない過去もあれば
忘れなければならない過去もある。

2009年4月4日土曜日

入学おめでとう





娘さんよ、入学式はどうだった?

大学のサイトに入学式の様子がアップされていたので、様子だけはわかったけど、ありきたりの小さな写真なので、とても雰囲気まではつかめない。前の日に、お母さんが夜行で行って、夜行で帰ればなんんとかなるなぁと言ったときに、「そうしたら・・」と振ってみたが、冗談だと思ったらしくて、おじいちゃんの茶々で話題が変わってしまった。

おばあさんは、今日の献立メール来た?とか、香名子何か言ってきた?と時々聞いてくる。そういう自分も、おばあさんに、時々、香名子から連絡あった、とか聞いているらしい。

重要なアドバイスを二つ。
お父さんは、かまわないけど、おじちゃんやおばあさん、お母さんには、入学式の報告と、お礼の電話くらい入れた方が、点数上がると思うよ。

お父さんの場合は、なんの自慢にもならないが、大学の入学式も、卒業式も、成人式も、(真っ当に入社した経験がないから)入社式も、およそ、そんな形式張った「式典」には出席したことがない。その代わりに、その時期に、必ず、それを機会に新たにとり組みたい事に関する、自分にはちょっと重めの本を買い込むようにしている。それらの本は、今でも人間的な糧となっている。香名子もテーマや課題を持っているなら、そうすると良い。

2009年4月2日木曜日

親の背中



香名子や太郎の友達の進路が聞こえてくる。
たいてい、親の職業をを追っかけたり影響を受けたり・・・で、
良くも悪くも納得してしまう。みんな親の背中を見て育ったんだ。

おまえ達は、親の背中が見えない分、不幸なのか、幸運なのか。
自分次第で、どっちにでもなる。
そう考えたら、恵まれているぞ。


2009年4月1日水曜日

何が正論か

(香名子のスモモが満開だ)


 経験でものを言うのが良いのか、大いに迷う世の中だが、(それにしては、お構いなしに言っている事実は無視してしまうと)何が正しいかに関して、太郎と香名子、二人に言っておきたい確信がある。
 
 人間の判断や思考の結果は、時間の経過の中で評価されるしかないものだ。「経験から科学へ」といい、科学や数字が絶対的な説得力を有する今日においてすら、そのことは変わらない。

 人間の社会における正しさなんてものは、オセロみたいなもので、ひとつのコマがかわったとたんに、白になったり黒になったりするんだと言うことを忘れないで欲しい。